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ロロノア氏 犬を飼う 8
3月2日 深夜0時。 「サンジ。」 一緒に布団に入って眠るサンジの髪をなでながら、俺はその名を呼んだ。 「わかるか?今日は、お前が生まれた日だ。」 サンジは不思議そうな顔で俺を見上げる。 「愛しているよ。サンジ・・・。」 この日だから、愛を囁くのではない。 サンジを愛しているのは、俺にとってすでに不可欠なこと。 息をするのと同じように、俺はサンジを心から愛し、 傍に居てくれることを感謝している。 俺の腕に頭を預けているサンジを、そっと抱きしめて口付けを送った。 「ア・・・」 サンジは、はふっとほほを染めながら一つ吐息をもらすと、さらに甘えたように擦り寄ってくる。 身じろいだ際に、サンジの乳首につないだタグがチャリっと小さな音を立てた。 「ずっと一緒にいような。 来年も、再来年も、ささやかかもしれないが、ずっとお前の誕生日を祝い続けてやりたいんだ。」 サンジは顔を上げて俺の目を覗き込んできた。 しばらく、じぃっと俺を見ていたかと思うと、「っく」と喉を鳴らしながら涙をこぼす。 俺はその涙をぬぐってやりながら、頬に手を沿えた・・・ 誕生日おめでとう、サンジ。 俺は、これからも永遠にお前を愛しているだろう。 お前は、ずっと俺の傍で微笑んでいてくれればいい。 それが、叶えられたならば、俺はこの上も無く幸せだろう。 ・・・願わくば。 お前も、俺と同じ事を思っていてくれているといい。 |