font-size       
こんな光景を見たことはないだろうか。

肉食動物が生きるために狩をする。
しなやかな体が躍動し、哀れな草食動物がピィーっと悲しげな一声をあげて、
そのまま喉笛を噛み切られる。
ごりっと骨を砕く音がして、命の炎が消えたとき、
その肉食動物は満足そうに一つ笑うんだ。

その周りを、生き残った草食動物が、じっと見ている。その光景を。

彼らははらわたを貪り食われている仲間のことを思っているわけじゃない。
ただ、その肉食動物を見ていただけだ。
それも、憎しみに駆られているわけではない。

人間で言うならば、紅を注すのに失敗した子供のように、
血で口の周りを真っ赤に染めて・・・・・・
腹が満ちて満足そうにため息をついて、ちゅぱっと音を立てて自分の指をしゃぶった、あの女。

ゾロ・・・という名の、メスの虎があまりにも美しかったから。
草食動物たちは、仲間の死を目前としながらも。
ただただ・・・・・・視線を奪われずにはいられない。

それは、俺も例外ではなかった・・・・・・。



奪われたのは・・・


俺はサンジ。
この深い森の中で生まれた、しがない狐だ。
小さなねずみを捕まえたり、木の実を取ったりして日々を生きながらえている。

毎日命が生まれては、死んでいき、そして何かの糧となり、命が廻ってゆくこの森の中で。
最近少し変わったことがあった。

一匹のメス虎がどこからか紛れ込み、ほんの数日でこの森の王となったのだ。
メスとは言えど、その牙と爪に打ち勝てるものなど一匹もいない。
次々と仲間達がその餌食となっていったが、同時に人間が森に侵入することも無くなっていった。
森の仲間達は、
どんなに凶悪でも腹が満ちれば余計な狩をしない虎のほうが、人間達よりもずっといいことを知っていた。
だから、このメス虎がこの森の王となったのだ。
本人がその呼称を望もうが望むまいがそれは関係の無いこと・・・。

ある日のことだ。
俺はいつもの滝つぼに水を飲みに行った。
そこは俺のお気に入りの場所で、何より水が澄んでいて美味い。

狐の身軽さを生かしながら藪の間を潜り抜け、目的地へ向かう。
そして、腹に響くような滝が流れ落ちる音が聞こえてくると、そっと足音を消して近づいた。
水飲み場は誰もが利用する場所だけに、それこそ誰がいるかわからない。
ひょっとしたら、美味そうな兎とかも来てるかもしれないが、
その逆で、俺よりもでかい獣が先にいるかもしれないからだ。
そっと草を掻き分けて、水辺を見る・・・。

パシャっと水のはねる音。
そこにいたのは・・・そう。

メスの虎・・・この森の王だった。

元来虎と言う生き物は綺麗好きで、よく水浴びをするらしく、
こいつも例に漏れず、気持ちよさそうにその身を水に浸していた。

メスではあるものの、虎と言う種族のせいか、全体的に筋肉質な体をしていたが。
妊娠でもしているのかと思うくらい大きな乳房に思わず目を奪われた。
くびれた腰つきも、大きな丸みを帯びた尻も。どれもが女を感じずにはいられない。

ぱきっ

小さな音がして全身が総毛だった。
足元を見れば、小さな枝が折れている。
予想もしていなかったメス虎の裸体に目を奪われて、足元の注意を行ってしまったのだ。
舌打ちをしたい気分に成りながら、
どうか、滝の水音に隠れて今の音を聞き逃してくれているといいと、祈る気持ちでそっとメス虎のほうを見た。

だが・・・
俺は脳みそが判断するよりも早くに踵を返して走り出した。

目が合ってしまったのだ。
金色に光る、それに見つめられたら最後。
つかまって喉笛を噛み切られてはらわたを貪り食われる。

背後を見なくてもわかる。
水気を帯びた足跡が追いかけてきている。
肉食動物に追われるエモノのできることと言ったらタダ一つ。
とにかく逃げることだ。

俺は、ひたすらに走り続けながら適当な葉を一枚強引にむしりとり、
全力で走りながら故に途切れ途切れではあったが、必死で意味有る言葉をつむぐ。

「変化!」

元来狐は神に与えられた神通力がある。
それを使って俺は鹿に変化したのだ。
狐の体も身軽だが、長距離を走るならば鹿の体のほうがいい。
虎は力こそ強いが、足の速さでは鹿には勝てないし持久力だって持たないはずだから。

しかし、鹿に変化して、ほんの数歩踏み出したとたん。
強い衝撃を頭に受けて、俺はそのまま・・・・・・







「・・・・・・??」
「よう起きたか?」

聞き覚えのない女の声がする・・・・・・。
ジンジンと痛む後頭部に手を当てて、いったい何が起きたのか周りを見回そうとしたとたん・・・

「うおわああぁぁぁぁぁ!!!!!」
「なんだよ、ったくうるせぇな。」
「とらあああぁぁぁぁ!!!!!!」
「虎だからなんだ、わりぃかよ。それに、俺にはゾロって名前があるんだ。」

目の前で、人の(出はなくて虎か?)悪い笑みを浮かべていたのは、
俺が先ほど必死で逃げようとしていた相手だった。

いったい何で気絶させられたのかが知らないが、
まだメス虎の肌は濡れていて、そんなに時間がたっていないことがわかった。

「・・・何でおれぁ生きてんだ??」
「なんだよ。殺されてたほうがよかったのか?珍しいヤツ。」
「んな自殺願望があるわけあるかぁぁぁぁぁ!!」

叫びながら考える。
追ってきたと言うことは、こいつは俺を捕まえるつもりがあったはずだ。
ならば・・・こういう考えはぞっとしないが、俺はすでに死んでいるはずであって。
なぜ俺は今こうして生きてメス虎の目の前にいるんだろう。
まさか・・・

さぁっと、自分の想像に青くなった。

「まさか・・・」
「あん?」
「俺のこと、生きたまま喰うつもりじゃ・・・。」

いくらなんでもそれはひでぇ。せめて、一思いに殺してから喰って欲しい。
普通は首の骨を折ったり、窒息死させたりしてからだから、
捕らえられた獲物が苦しいのはほんの一瞬だ。

「ふん・・・まぁ、そうといえなくもねぇけどよ。」

そう口の端を揚げて笑う虎の顔を見て、俺は本気で泣きたくなった。
だが、生き残りたければ泣いている暇なんかない。
辺りに視線をめぐらせて、何とか隙を突いて逃げられないもんかと考える。
すると、足元に結構でっかい石が・・・

「・・・まさかこの石。」
「あぁ、お前がいきなり鹿になんて化けるもんでよ。流石に驚いて思わずぶん投げた。」

こぶ出来たろ。すまなかったな。なんて、これっぽっちも反省していない口調で言われた。
となると、このまま逃げ出したとしても、また石ぶん投げられて気絶しちまうんじゃねぇの?と思ったときだった。

いきなり首根っこをつかまれて、押し倒される。
もちろん抵抗したが狐の力じゃ虎には対抗できなかった。
なんとか、変化の触媒になる葉を手に持てれば同じ虎に変化してやれるんだが、
先ほどの変化を見られたせいか、メス虎もそれを警戒して腕を押さえつけてくる。

「知ってるぜ?俺ぁ、テメェのこと。」

ずしりと、豊満な肉体をしながらも筋肉でしっかりと鍛え上げられた体にのしかかられた。
熱い肉体がぴっとりと俺の体と密着して、思わず俺は硬直してしまう。
思えばずっと遠目から見ていた肉体が、今目の前に・・・どころか、
触れているのだと思うと、かぁっと頭に血が上った。

「俺がメシ食ってるときによくいたよな。この金の耳が目立ってた。」

れろっと耳をしゃぶられ、俺はあわてて耳をぴくぴくと動かす。
だが、「はは、おもしれぇ。」と楽しげにいわれて、がぶりと噛まれてしまった。

「イテェよ!やめろ!!」
「そうか?すまねぇな、じゃぁ別のところやってやるか。」

するするとこいつの手が・・・・・・本来ならば、エモノを押さえつけ、肉を引き裂くための手が、
俺のペニスに触れ、擦り、扱き・・・・・・

「っっっ!!やめろーー!!なな、何すんだよ!!ホント、やめっ!」

いきなり自分の急所に触れられ、思わずその腕をつかんで爪を立てた。
だがその瞬間。
ガゥっ!!と、本気で吼えられて、俺は捕食される側の生き物の本能の為にびくりと身を振るわせた。

「動くな。」

少し掠れたアルトが俺の耳元で囁かれる。

「忘れんなよ?俺はメスだが虎で・・・・・・てめぇは狐だ。体格の差を考えな。」

ちゅうっと目の下を吸われて、むき出しの乳房が押し付けられ、
つんと立った乳首が俺の小さな乳首と触れ合った。

「イテェ目にあいたくなけりゃ、じっとしてな。そしたら、気持ちよくしてやる。」
「なにが・・・・・・目的なんだよ。わけ、わかんねぇ。」
「なんだ、ココまでしてやってんのにまだわかんねぇのかよ。そんなにおこぼなのか?」

からかうように言われて、かぁっと顔に血が上った。
先ほどから、この女の手が俺の睾丸の辺りをまあるく円をかくようにして触れてくる。
くすぐったいような、むずがゆいような感覚がたまらなくて、俺のこらえ性のないペニスは、
情けないことに、先端にすでに先走りをにじませるほどになっていた。

「セックスだよ。」

俺の右手を取って、自分の片方の乳房に触れさせる。
女の体は筋肉で引き締まっていたが、ここはとても柔らかくて、
イケナイとわかっていても、思わずごくりと喉を鳴らしてしまった。

「結構前からな。テメェに目をつけてた。」

かぷりと唇を甘噛みされる。
熱い舌が俺の口の周りを撫でていった。
ぞくぞくと止まらない疼きが下半身を直撃する。

「俺が」

猫科特有の金色に光る目が俺を貫く。

「お前を」

ゆっくりと、母が幼子の頭を撫でるような仕草で、髪を梳かれた。

「犯すんだ。」

あぁ・・・・・・俺は、見たことがある。
この笑みは・・・・・・

「可愛い声で鳴いてろ。」

獲物をしとめたときの、メス虎の笑みだ。





俺の上で、逞しくも柔らかい女の体が揺れている。

「い、いやだっ!!やめっ」
「おーら、遅かったな、挿れちまったよ。」

ずにゅうっと言う感覚と共に、俺のペニスが、温かくて、けれどキツク締め付けられる肉壁の中に包み込まれた。
初めての感覚に、全身が総毛立ち、がくがくと無意識に痙攣してしまう。

「あ・・・・・・あぅ・・・・・・だめだ、だめっ・・・・・・んぁ、・・・・・・だめぇ!!」

思わず声を上げて、腕で自分の顔を覆った。
しかし、メス虎は力ずくで俺の腕を引っぺがそうとする。
どうあがいても、虎の腕力にはかなわず顔を見られてしまった。

「なんだ、真っ赤になっちまってよ。可愛いヤツ。やっぱ童貞だったんだな、思ったとおりだ。」
「う、うるせっ。童貞でわりぃかよ、クソ!」

童貞といわれて喜ぶやつなんかいない。
思いっきりコケ下ろされた気がしてぎっと睨みつけたが、その瞬間に俺は後悔した。
あいつが腰を振るたびに、ゆさゆさと大きな乳房が揺れる。
メス虎はそれを自分で揉み上げながら、挑発するような目で俺を見下ろしていた。

「いんや?悪くねぇ。つーか、テメェの童貞喰ってやるつもりで襲ったんだからよ。」
「め、迷惑・・・・・・だっ。オメェも狐の俺なんか相手にしねぇで雄虎を探してヤればいいじゃねぇか!何で俺なんだよ!」
「ったく、まだまだ余裕がありそうだな。ま、それでこそって気もするが・・・・・・オラッ!」
「あんっ!!あっ、や、それ、やだ!!」

この感覚をなんと表現するのか俺は知らない。
それなりに経験のある雄ならば、なんたら天井とかいろんな名器のことを知っているんだろうが。
俺はこいつが言うとおりの童貞で、
ぬめぬめする膣の中で、きゅうきゅうとペニスを締め付けられながら、
奥のこりこりする何かで尿道を思いっきり刺激される感覚には勝てなかった。
雄の本能か勝手に腰が揺れている。
ホント、泣きたいくらいなさけねぇ。

「イイだろ?テメェの言う雄虎も、これやったら、大抵数分もたねぇんだぜ?」
「やぁ〜〜〜!!やだっ、あぅっ、あ、あ、あぁ〜〜〜!!」

もう、プライドも何もなかった。
俺はオスのはずなのに、メスに上に乗られて喘がされている。
だが、淫猥な腰つきに、暖かな肉にぎゅうぎゅう搾り取られるような感覚に、俺はもう陥落寸前だった。
絶対にイってやるもんかと言う意思も、すでにどこかへいってしまっている。

「スゲ、たまんねぇツラしやがって。まず、一発イっちまえ。ナカ出ししていいからよ。」
「う、ぅあっぁぁ〜〜!イク、イクぅっ!あぁ、あっ、やぁ、イっ、んああぁぁぁぁ〜〜!!!」

きゅうっと、意図的にかメス虎の膣が締まり、我慢する間もなく、俺はそのナカに射精した。

「・・・・・・ック!!・・・・・・はぁ・・・・・・結構な量が出てねぇか?たまってたんだろ。
お前、そうそうオナってもいなさそうな、ピンクなちんぽしてやがったもんな。」
「ひっ、・・・・・・う、るせっ」
「あぁ?なんだよ、泣いてんのか?ったく、マジ可愛いな。ホント喰っちまいてぇ。って、喰ってるけどよ。」

ははは、と楽しそうに笑うメス虎を見て、俺はマジ笑えねぇよと思った。

ぐぽっと音を立てて俺のペニスを引き抜いたかと思うと、
メス虎はじりじりとひざ立ちで俺のほうに移動してきて・・・・・・おい、まさかっ。

「おら、折角だから味わえよ。テメーのザーメンの味だ。」

俺の顔の真上。
そこで、自分の両手で濡れたヴァギナを開き、そして・・・・・・

ぽたたっ・・・・・・

糸を引きながら落ちてきたそれの一滴が唇に落ち、にがしょっぱい味が口の中に広がる。

「顔射ってヤツか?」

心底楽しそうなメス虎・・・・・・というか、ケダモノの一言に俺は・・・・・・。
もう、なんというか、プライドどころか、何もかもぶち壊されて、
恥も外聞もなく、号泣した。








「あー、もう泣くなよ。ったく、もう4〜5発はやるつもりだったのに、萎えちまった。」

それは、仮にも女の言う台詞かよ!!つうか、萎えるもんあるのか、このケダモノ!
俺はそう叫びたかったが、散々泣き喚いたせいで、しゃっくりも止まらず言葉にはならなかった。

「そんなに、女の俺に犯されたのがショックだったのか?」
「〜〜〜〜〜!!!!」

なでなでと頭を撫で回されて、
まったく、男の繊細な気持ちをわかってないメス虎の手を弾いた。

「たいしたことじゃねぇだろうが、男なら細かいことは気にすんな!」
「うるぜええええええ!!
ぞの男のプライド踏みにじったヤツが言うなああああああああああ!」
「ったく、ぴーぴーうるせぇなぁ。
じゃぁ、責任とって婿にもらってやる。それで問題ねぇじゃねぇかよ。」
「むごっ・・・・・・つか、オメェと俺は狐と虎ですがその問題はいずこへええええ????」
「テメェ化け狐なんだろうが。さっきみてぇに虎に化けりゃ問題ねぇ。」
「あ?」
「問題ねぇだろ?ガキだってテメェがほしいってんなら産んでやる。」
「い」
「うし。じゃ、決定だ。」
「う」
「まー安心しろ。一度惚れたからには一生愛しつくしてやっからよ。婿殿v」
「え?」
「毎日毎日可愛い顔して熱烈な視線送ってきやがって。
流石に俺も狐に絆されんのはどうかと思ったが、落とされたもんはしょうがねぇ
少なくとも俺は、一度交わした約束は絶対にやぶらねぇから、安心して婿にこい。」
「お・・・・・・・・・・・・おぅ」

思わず頷いてしまった俺を見て、
メス虎・・・・・・いや、ゾロはにぃっと笑った。

それは、女性らしい笑みというよりも、悪ガキの様なそれだったが。
それでも俺は・・・・・・いや、だからこそ俺は・・・・・・

多分、もうどうしようもないくらい。
捕らえられてしまったんだろう。

だって、ずっとずっと。
遠目で見ながらも憧れていた。

この、美しい。血にまみれた気高き獣に・・・・・・。



悪乗りして、ついつい書いちゃいました。
お食事後の、メス虎、ゾロさん。(3歳と2ヶ月くらい)
心臓の強い方、心の優しい方のみスクロール。↓










なんかもー、や、やっちまった・・・と言う気がしてならない

お、怒っちゃいやです。(吐血)


ワンピーストップに戻る
玄関に戻る